2008年7月アーカイブ

 ホント、もうビックリ! オドロキ!!  大感激!!!
 というのは、岩波書店が発行する月刊誌「図書」の7月号に、かの有名な哲学者土屋賢二さんのエッセイが載っていたのである。
 それを読むと、ビックリ! オドロキ!!  大感激!!! 私が日頃思っていること、実行していることと同じことが書かれてあるではないか!!!
 なんと、東大哲学科を卒業し、御茶の水大学教授で、趣味はジャズピアノの演奏という偉くて偉い人と同じだなんて、私もエラーーーーーークなったような気がして、すこぶる愉快である。
 是非、そのエッセイを読んで頂きたい。

  買っても読まない本   土屋 賢二

 私の家には買っても読まない本が大量にある。原因は向上心が強いことにある。
 暇ができると書店に行くが、そこで本を手に取ると、たいてい読みたくなる。
「社会人として経済に無関心でいていいのか」
「キリンのことをもっと知るべきだ」
「水洗トイレの仕組みも知らないのは恥ずかしい」
「砂漠に一人取り残されたときのために必要な知識だ」などと思えてくる。立ち読みしているうちに向上心はつのり、何が何でも今すぐ読まなくてはならないと確信して買う。
 有益な本ばかりでは人間が偏ってしまうと思い、息抜き用に娯楽書も買う。教育テレビばかり見ているわけにはいかないのだ。
 向上心に燃えて家に帰ってしばらくすると、二つのことに気づく。
(1)有益な本を全部読破するには三百歳まで生きなくてはならない、
(2)いま自分に必要なのは息抜きだ。
 その日は息抜きのために娯楽書を読み、次の日になると向上心はあとかたもなくなり、行きあたりばったり生活に戻ってしまう。
 有益な本はしばらく身の回りに置いた後、目の届かない本棚にしまって忘れてしまう。その本棚には同じ運命をたどった有益な本がつまっているが、その本棚に入れたからといって捨てたわけではない。いつか読むかしれないし、何よりも、捨てると向上心を放棄してしまうような気がして捨てられないのだ。
 だから書店に入るときは、余命はわずかだと言い聞かせ、向上心を抑えている。それでも読まない本は増えていく。向上心がそれだけ強いのだ。それにしてはいっこうに向上しないのが不思議だ。

 ウン、同感同感。私が6月1日のこのコラム「私が無駄に過ごした日は・・・」を読んでもらうと分かると思うけど・・・・
 エ? 何? ドンパチB級映画愛好者のそう八さんと、哲学者の土屋先生とが同じだなんて、ホントよく言えよねェ・・って。
 そんなこと云われたって、私自身が「同じ」と断言しているんだから、絶対間違いない。ウソじゃないんだって・・・。

 先月NHKTVの音楽番組「SONGS」で、「SONGS BESTセレクションⅢ」が放映、私好みのチューリップに竹内まりや、森山良子にあみんが出演した。うれしくたのしくほのぼのシアワセ感に包まれて聴いてしまった。
 特に竹内まりやは、今年30周年ということで、ファンから好きな曲を投票したもらったところ、1位が「駅」2位が「元気をだして」3位が「人生の扉」だったそうである。3曲とも私の好きな曲だけれど、番組で歌ったのはモチ第1位の『駅』
 30代~40代の女性の共感を呼ぶ『駅』が1位になるのは当然かもしれないが、私のように、いい加減年を取ると『人生の扉』の歌詞
  
     You say it's alright to be 70
     And say still good be 80
     But I'll maybe live over 90
 
を聴くと、90歳まで生きているとは思っていないものの
「ウーン、・・・だったらいいなァ」と感じてしまう。
 そして、後期高齢者とイヤがれる時代に生きていても、生きてることって素敵なことなんだと思はせるこの曲『人生の扉』が、今では私のBEST1になってしまった。
 6月はジューンブライド。ときめいて華やぐ季節である。でも結婚はゴールであるけれど、ときめいてばかりはいられない。人生のスタートでもある。
 そして目出度く結婚した女性でも、ある日ある時、シチュエーションは違っても、誰もがこの『駅』のようなシーンに遭遇したことがあるに違いない。その切ない想いが投票につながりBEST1になったのであろう。
  
     駅    作詞・作曲 : 竹内まりや

 見覚えのあるレインコート 黄昏の駅で胸が震えた
 はやい足取り まぎれもなく 昔愛したあの人なのね
 
 懐かしさの一歩手前で こみあげる苦い思い出に
 言葉がとても見つからないわ
 あなたがいなくてもこうして 元気で暮らしていることを
 さりげなく告げたかったのに・・・

 二年の時が変えたものは 彼のまなざしと私のこの髪
 それぞれに待つ 人のもとへ 
 戻っていくのね 気づきもせづに

 ひとつ隣の車両に乗り うつむく横顔を見ていたら
 思わず涙あふれてきそう
 今になってあなたの気持ち はじめてわかるの 痛いほど
 私だけ愛してたことも

 ラッシュの人波にのまれて 消えゆく後ろ姿が
 やけに哀しく心に残る
 改札口を出る頃には 雨もやみかけたこの街に
 ありふれた夜がやってくる・・・

 でも、これっきりで幕が降りるのならいいけれど、もう一度出会ったらどうする?
 私などは、たちまち駆け寄って、それからああしてこうしてああなって・・・と、まずはめでたし目出度しとなるに違いないけれど・・・。
「ン? そう八さんて、惚れっぽくて振られぽいんじゃなかったの? だから、ああしてこうしてああならず・・・と、まずは残念無念でしょ」
 フン、女性ってなんてリアリスト。この曲を聴いた時ぐらい、ああしてこうしてと素敵な夢に浸ってもいいでしょ。プンプン!!!

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