2006年03月15日
心返しのチョコ 貰いましたか
私の好きな詩人、茨木のり子さんが2月19日亡くなった。79歳だった。
彼女の代表的な詩「自分の感受性くらい」は
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
という言葉で終わっているが、私はこの詩を読んだとき、さびついた心をドカーンと殴られたような気がしたものである。でも、時すでに遅し。私の心のさびはパラパラとしか落ちず「反省だけなら猿でも出来る」で終わってしまった。
詩人、大岡信は彼女の訃報を聞いて
「日本の女性詩人で一番スケールが大きく、姿勢がすっきりと立った詩を書いた人だった」と話したとおり、りんとして感性がはじけるような詩が多いけれど、やさしく愛を伝える詩も書いている。
ところで、昨日は全国的に満月でホワイトデイ。本命チョコのお返しで、倍返しのチョコ・・・・・いや、心返しのチョコをもらいましたか。
そんな「ヤッタァ!!!」と、幸せいっぱいのあなたに、彼女の詩をどうぞ・・・・。
私のカメラ
眼
それはレンズ
まばたき
それは わたしの シャッター
髪でかこまれた
小さな 小さな 暗室もあって
だから わたし
カメラなんかぶらさげない
ごぞんじ? わたしのなかに
あなたのフィルムが沢山しまってあるのを
木漏れ陽のしたで笑うあなた
波を切る栗色の眩しいからだ
煙草に火をつける 子供のように眠る
蘭の花のように匂う 森ではライオンになったっけ
世界にたったひとつ だあれも知らない
わたしのフィルム・ライブラリイ
---1965年刊行 詩集「鎮魂歌」よりーーー
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2006年03月01日
そこで 又もや コマーシャル
1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言うけれど、アレヨあれよと時は駆け抜けてもう3月。
私にとって3月はタイヘン忙しい時期である。まずなんたって花粉症。「目ン玉を穿りだす心意気」で目を掻かなきゃならないし、12月でもないのに「赤鼻のトナカイ」になるまでティシュを大量に消費して鼻をかまなければならないし、「ハスキイボイス×ハスキイボイス」になるくらいセキ&クシャミをしなきゃならぬ。
おまけに、下心付のホワイトチョコも選ばなきゃいけないし、ビンボー人から税金を取ることはなかろうと、なけなしの金を取り戻すべく確定申告もしなければならないし、年度末なのでアレやこれや余計な仕事もしなけりゃならぬうえに、弾丸飛び交うドンパチ映画「アサルト13」や「ダイヤモンドィンパラダイス」を見てスカッと爽やかにならなければならないし、洋画専科なのにミイハーなので話題作の邦画「THE 有頂天ホテル」も見なきゃならないし、2ヶ月分も読まずにほったらかしにしてある月刊誌「ミステリマガジン」も少しは読まなきゃならないし、ホント忙しい。
それにである。わが合唱団「北九州を歌う会」の毎年恒例の演奏会があるので、チケットも売らねばならぬ。
この世の最高の贅沢は、ウン10万円也のオペラのチケットを買って、演奏会でグウグウ寝ることと言った人がいるが、わが合唱団の演奏会のチケットは、なんと格安で金2000円也。
「ウーン、最高の贅沢は味わえなくっても、2000円見当のささやかな贅沢が味わえたらいいさ」と、昨年、義理と人情にほだされてチケットを買ってくれたクラッシク音痴の友人がいたけれど、終わって
「ホント凄い、オーケストラだけでも音がデカイのに、何百人の歌がガンガン、おまけに祇園太鼓がドンドン。ありゃ、やかましっくって眠むるどころじゃなかった」と文句を言われた。
でも、居眠りできずに最後まで聴いて
「クラッシクのコンサート、初めてだったけど、港の歌のところでは何故か目がウルウルした」と、うれしいお言葉。
ウン、そうだ、今年も、あいつにチケットの押し売りをしよう。
という訳で、そこで又もやコマーシャル。クラシック音痴の人でも感動するコンサートにどうぞ。演奏会の詳細は主催者(財)北九州市芸術文化振興財団のホームページ(http://www.kicpac.org/)をご覧あれ。なお、チケットの申し込みは私のメール(e-mail sohachi@morrie.biz)まで。
合唱組曲「北九州演奏会」
日 時 3月12日(日) 開演15時
場 所 九州厚生年金会館(ウェルシティ小倉)
入場料 2000円
プログラム
第1部 「森野由み アリアを歌う」
歌劇「ラ・ボエーム」よりムゼッタのワルツ(プッチーニ)
歌劇「ジャンニ・スキッチ」より私のいとしいお父様
(プッチーニ)
歌劇「こうもり」よりチャールダッシュ 故郷の調べほか
(J.シュトラウス)
指 揮 増井信貴
ソプラノ 森野由み
演 奏 九州交響楽団
第2部 合唱組曲「北九州」
作詞/栗原 一登 作曲/團 伊玖磨
指 揮 増井信貴
演 奏 九州交響楽団
合 唱 北九州を歌う会
児童合唱 市内少年少女合唱団
祇園太鼓 小倉祇園太鼓保存振興会
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